施工レポート

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施工レポート Vol.2 2026 Summer

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「人を動かす難しさ」が、自分を成長させてくれた

言われる前に動く姿勢で、複数の現場をコントロール

工事部工事1課 主事1級 雨宮 太陽

入社3年目で大手通信会社の案件を任され、 主事1級として複数の現場を並行して担当。工程管理や職人との調整、現場での判断など、 管理者として求められる役割は年々大きくなってきていた。入社3年目で大手通信会社の案件を任され、主事1級として複数の現場を並行して担当。工程管理や職人との調整、現場での判断など、管理者として求められる役割は年々大きくなってきていた。
工事概要
物件大手通信会社様 サーバー管理施設(複数拠点)
種別設備更新工事(空調)
内容既設空調機器の更新
期間各1~3か月

複数現場を同時に担当する新しい挑戦

まずは担当されている案件について教えてください。
雨宮

 現在担当しているのは大手通信会社様の物件です。各所にあるサーバールームの空調設備の更新や移設などの工事を行っています。場所は都内の3か所で、これからさらにもう1か所が予定されています。  工事としては比較的短期間で進む案件が多いのですが、複数案件が重なるため、同時にいくつもの現場を管理するのが自分にとっては新しい挑戦でした。

サーバールームの空調設備(イメージ)

言われる前に動く」を目標にした

現在の役割について教えてください。
雨宮

 現場主事1級として管理を担当しています。もともと上司が担当していた案件を引き継ぐ形で任せてもらっていますが、まだ一人では判断しきれない部分も多いので、サポートを受けながら進めています。

今回のプロジェクトで自分自身に課した目標はありましたか。
雨宮

 これまでは言われたことをやる場面が多かったのですが、今回は「言われる前に動くこと」を目標にしました。工程表や着工説明会の資料、安全オリエンテーションの資料なども、過去のケースを調べながら自ら作成しました。  会社に必要とされるためには自分から動くことが大切だと思っていたので、その一歩を踏み出せたことは大きかったと思います。

現場責任者になって初めて知った判断の重さ

現場責任者になって感じたことはありますか。
雨宮

 一番は判断の難しさですね。任せてもらったからには自分自身で判断したい気持ちもありましたが、一つの判断ミスが検査や後工程に大きく影響することがあります。「この判断は本当に正しいのか」という不安は常にありました。  上司や先輩たちは迷わず判断しているように見えますが、自分でやってみると想像以上に難しいことが分かりました。

逆に成長を感じた部分はありますか。
雨宮

 この2〜3年で積み重ねてきた経験は、自分のスキルとしてしっかりと身についていました。職人さんから聞かれたことに答えられる場面も増えましたし、冷媒配管やダクトのルート検討でも、自分なりの案を出せるようになりました。以前より現場を見る力は確実についてきていると思います。

成長のきっかけは職人さんとの関係だった

現場での課題はどのように乗り越えたのでしょうか。
雨宮

 私はもともと人に何かを聞くのがあまり得意ではなくて、自分で調べて解決しようとするタイプでした。でも、よく一緒に仕事をする冷媒配管の職人さんがいて、その方には相談しやすかったんです。最初はよく怒られましたけど(笑)。  分からないことを一緒に考えてもらったり、問題解決を手伝ってもらったりする中で、少しずつ信頼関係ができていきました。その経験は本当に大きかったですね。

やりがいを感じる瞬間はありますか。
雨宮

 「人を動かす」と言ったらおこがましいですが、やはりそういった協働して進めていく部分でしょうか。職人さんたちは経験豊富なので、若い自分が指示を出すのは簡単ではありません。最初は伝え方も下手で、よく怒られていました。でも少しずつ認めてもらえるようになって、以前は厳しく指摘されていた方から、「今の意見は良かった」と言ってもらえたことがありました。その言葉は今でも印象に残っています。  施工管理は設備や工程を管理する仕事ですが、実際には人との関わりがとても大きい仕事だと感じています。

忘れられないクライアントからの言葉

印象に残っている出来事はありますか。
雨宮

 昨年のことになりますが、これらの案件で書類作成をメインで担当したことがありました。管理者検査の際にクライアントの責任者の方が現場を確認されて、「現場も書類もしっかりできているので、このまま完成検査も完了という形にします」と言ってくださったんです。本来3回に分けて行う検査を2回で終えることができました。書類と現場をしっかりまとめられたことが評価された瞬間だったので、とても嬉しかったですね。

次は「数字まで見える施工管理者」へ

これから挑戦したいことを教えてください。
雨宮

 今はまだ予算などの数字まで見ることはできていないのですが、4年目なので、お金の流れをきちんと理解できるようになりたいと思っています。  例えば材料発注を間違えると、職人さんは現場に来ても作業ができません。会社のお金だけではなく、職人さんの時間や機会まで失わせてしまうことになります。だからこそ、自分の判断がどれだけの影響を与えるのかを理解したうえで進めていける施工管理者になりたいんです。  力不足を感じることもありますが、これからの2〜3年でも、もっと成長できると思っています。  後輩ができたことで、さらに勉強するようにもなりました。現場の管理者としても、先輩としても、まだまだ上をめざしていきたいです。

現場でのやりがいと苦労を振り返る雨宮主事1級。
判断の重さと向き合いつつも、成長し続ける決意を胸に。